とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

ロシア女子の4回転について

昨日、だったでしょうか。

フィリップ・ハーシュさんの記事が出ていたので、DL翻訳して読んでみました。

スケオタの方々は、すでに読まれている事でしょう。

 

www.globetrottingbyphiliphersh.com

要は、

ワリエワの件から2年。

ロシアがウクライナ侵攻の正当な罰としてフィギュアスケートの大会から

姿を消している。

2014年以降、女子フィギュアの大会を席巻していたので、劇的な影響があった。

4回転への進化がなくなり、女子の技術の進化が後退しているのではないか?

他の人にとって、これは「より速く、より高く、より強く」というオリンピックのモットーが一般的に当てはまるスポーツ界においては後退である。

という内容でしたね。

 

英語が壊滅的にダメな私は、他の人の翻訳を見ているだけなので、このハーシュさんの立ち位置がイマイチわからないのですが、単体で読んでみると突っ込みどころ満載で

なんだかな、と思う。

 

まず、ウクライナ侵攻により、とあるが、私はドーピングの件に決着がついていないからだと思っていた。

フェアプレイの精神から外れるし、相変わらず、ロシアと言う名前で参加出来てなかったことがこれを証明している。

 

もう北京から2年も経つのに、相変わらずワリエワの件は膠着状態。

むしろウクライナ侵攻のおかげで、最終判断まで行きついていない感がある。

ロシアを刺激しないように、している感じがしてならない。

 

確かに4回転を跳ぶ選手はほとんどいなくなった。

でも3Aにチャレンジする選手はさほどの増減が見られない。

 

それは、どうしてだろうか。

4回転より3Aの方が難しいとは言われているが、筋力的には、4回転回るより3回転半の方が楽なのかどうか。

 

これは素人では判断付かないが、これもひとつの証明なのかな、と思う。

 

どういう事かというと、現実的に女子の筋力と持久力では4回転跳ぶのも、

難しい。つまり限界が3Aなんではないかという事。

 

現に男子は跳べているじゃないか、といいますが、元々本数は少なかったけれども

随分前から4回転は跳んでいる。

それも本田武史の時代から。(むしろぱぱちもチャレンジしていた)

 

1本跳べているのと、複数跳ぶのと、一緒とは言わないが、リミッターが随分前から

外れていた。

 

でも、女子はいきなりすぎる。

そしてワリエワの事件。

 

正直言うと、この記事ではトゥルソワなどについても言及しているが、

私はもう、4回転を跳んでいた女子、全員疑惑の眼を向けている。

 

細いから跳べている、というものもあろうが、スタミナとかあの身体でやれていたのが、不思議だった。

 

だから後退というより、現状復帰ではないか、と思っている。

確かに、よほどの事がないと、4回転にはチャレンジしなくなった。

日本でもりをんちゃんと島田麻央選手のみ。

3Aもチャレンジする選手が少ない。

 

そういう意味では、チャレンジするという土壌が薄くなった傾向はある。

 

それはトップの選手が跳んでいないから。

ナンバーワンになるために、4回転が不要と証明してしまっているから。

 

むしろ4回転はリスクだからいらないんじゃない?と真央ちゃんが3Aに挑戦し続けてる時代と同じなのかな、と思ってしまった。

 

でもその反面、女子の五輪参加年齢を上げてしまった。

これでは、ますます4回転チャレンジに遠のく。

4回転とか3Aとかは10代のうちに身に着けておかないと難しい気がしている。

身体が軽い方がいいから。

女性らしい身体を阻害する要件をスポーツに反映させるのはいいが、高難度ジャンプを

望むなら、18歳という年齢は微妙過ぎる。

 

            

 

他の競技は13歳とかで参加できるようになっているものもある。

だからISUが女子の参加年齢を18歳にした時、女子の4回転への発展は望んでいないのか、と思った。

 

下げろ、と言っている訳でもないし、非難している訳でもないが、

どうしたらいいねん、とこの記事を読んで思った。

         


でもバーが下がったため、色んな国の選手が台頭してきた気がしている。

以前はロシアの日本の二強だったのが、ベルギーも出てきたり、韓国の台頭、

アメリカの復権。

裾野が広がってきた気もしている。

 

確かに競技の進歩というのは大切だが、それがドーピングなどのまやかしであってはならない。

 

すべてロシアの疑惑がクリアになり、ワリエワだけでなく、トシコ達も使用していなかったか、という事が晴れるまで、あのロシア女子のジャンプが、薬なしで会得されたものか、認められないと思うのだ。

 

すべては、ワリエワの嫌疑をしっかりと審議する事。

ロシアの4回転について述べるのはそれからだ。

 

私は今、正直諸手を挙げて、以前のようにロシア女子を応援できない。

だって、誰がドーピングしているか、していないか、わからないから。

絶対ワリエワだけじゃないはず。

 

競技の発展はドーピングによってもたらされるものではない。

 

 

【今日の独り言】

仮でもいいので、早く団体のメダルを渡すのだ。

ロシアは抜きで、アメリカ銀、日本銅でも構わない。

 

 

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