もう、二年経とうとしています。
ネイサンが北京五輪で金メダリストとなったのは、2022.2.10
あの時の男子FSの最終グループは、平昌ほどではないにせよ、
緊張をもって見ていたのを思い出しました。
(会社は早退した(笑))
昌磨もゆまちも無事FSを滑り切れるか。
そしてネイサンがミスなくFSを終える事ができて、
五輪の表彰台の真ん中に立てるのか。
ネイサンは、見事金メダル。
ゆまちは銀、昌磨は銅メダル。
とても素晴らしい大会でした。
でも、今さらながら、人によって大会への向き合い方が違うんだなぁと
思うのです。
最近TLが荒れている。
たぶんフィギュアだけではないが、フィギュアはいつも荒れている。
ネイサンは金メダリストとして、数々のイベントに出たり、
学業に邁進したり、忙しい日々。
ゆまちは、ワンシーズン怪我はあったけれども、それを乗り越えて、
今シーズンは破竹の勢い。
ワールドで無事締めくくれる事を祈っている。
そして昌磨は。
一瞬、ワールド二連覇で燃え尽きたか?とおもいきや、ゆまちに触発されて、
また勢いが増しそうだ。
ネイサンは新しい道に。
ゆまちも昌磨も、パワーアップして道を切り拓いているのに、
ISUとか何やってんだか。
ようやくワリエワの結論が出たと言いつつも、ロシア側は、まだ訳の分からない
言い訳をしている。
ワリエワは、祖父が心臓の治療薬として服用している禁止薬物トリメタジジンがイチゴのデザートに混入したことが原因と主張したことが明らかになった。 ワリエワは、祖父がイチゴのデザートを作った際に、トリメタジジンの錠剤を砕いたまな板を使い、混入した可能性があると説明。21年12月のロシア選手権にデザートを持参し、競技の数日前から数回にわたって食べたという。同選手権で採取された検体からトリメタジジンが検出された。
自身に非がなければ、無罪というのか?
この案件は犯罪とは違う。
公平であるか、どうか、というのが問題なのである。
いくら自身に非がなくても、ドーピングした、体内に薬が入った段階で、
もう公平ではないのだ。
だから、毎年禁止薬物についてのリストが送られてくるのだし、
コーチ、スケ連が指導しているのではないか。
ドーピングをしてはいけない、と。
それに、エテリのところは、水もロクに飲めないくらい、体重管理が厳しいのに、
イチゴのデザートを食べるのか、ということ。
そして二年経った今、
「あ、おじいちゃんが飲んだコップで水を飲んだ以外に、
いちごのデザートを食べたから、そこから混入したのよ」とか
言い出すのか。
もはやお笑いの域だ。
こんな言い訳が認められたら、まともに守っているアスリートたちはどう思うのか。
風邪をひいても、薬を飲めない。
人からもらった飲み物を飲めない、色んな制約があるだろう。
成人か成人でないかなんて問題ではない。
成人でないアスリートを五輪のような晴れ舞台に出すなら、責任者がきっちりと
指導すべきだし、ご両親だって、同様だ。
こんな言い訳をずっとし続けているのも勘弁してほしいし、
ワリエワの人格形成上にも大きく影響する。
これが認めらえたとしたら、どんな人間に成長するか。
一生罪悪感を持って生きていくか、なんとかなるという楽観的で、人を傷つけてもなんとも思わない人間となるか。
まぁ、ロシアは一個人より、自国のプライドの方が大切なので、そんな理屈は通らないだろうけれども。
もう、いい加減、結論出せないのか。
しかし、時間薬とは怖いもの。
ウクライナ侵攻時には、うちの両親も
「そんなの許してはいけない。アメリカがなんとかする」←これがいかんのだが。
今は
「アメリカだって、自分の国じゃないのに、そんなにお金出せないよね」
に変るのだ。
人の気持ちというのは、コロコロ変わっていく。
ワリエワの件も薄れていくとか、思っているのか?
ロシアもこういう時間薬を狙っているのか?
わからない。
わかりたくもない。
ひとつ変わらないのは、
このグリーンルームの選手達は、真剣勝負の先にある美しいものを
見せてくれた、という事かな。
それは何年経っても変わらないが、やはり忘れている人たちが、
色々揉めているような気がする。
定期的に見るといいよ。この風景。