とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

ヴィンス、口を開く

今更、だが、今でも問題にしなくてはならないワリエワのドーピング問題。

 

まだ解決していないんかい!

と改めて立腹。

 

 


選手に至っては、もう悲しいを通り越しているとは思うが、

いまここでヴィンスが勇気をもって発言してくれた。

 

 

英語力がかなり不足している私は、他の人の訳を見ながらだったり、

Googleとかのチカラを借りて読みました。

 

どんな思いでこのインスタをアップしたのだろう。

やるせないだろう。

「人生を賭けたキャリアの栄光の瞬間」を全世界の前で祝えなかった事。

それをずっと搾取され続けていて、未だ解決していないこと。

そして自分に力を貸してくれていた人々、スポンサーに対して、リターンを出す事ができたはずなのに、それが叶わない事。

 

そして、15歳とは言え、ルール違反を犯した選手が罰せられず、正々堂々と戦い、

成績を修めた選手達が割を食う現実。

 

ネイサンは個人で金メダルを獲れたので、その後帰国してもひっぱりだこだし、

ご両親にメダルをかけてあげれた。

 

でもヴィンスはコロナで個人戦に出場も叶わず、団体で獲れた(はず)の金メダルも

貰えず、挙句閉会式も出れなかった。

 

        

今でも思い出すと、泣けそうだ(身内でもないのに)

IOCはどういう存在なのか。

五輪というのは、選手ファーストではないのか。

不正をした選手に配慮がいるのか。(犯罪者側の人権というものもあるが)

 

どんな勝負でも、ズルをしたら、罰せられるのは当たり前だ。

15歳だから、と言って免除されては、まともにやっていた大人が割を食う。

 

そうならないために、各国にスケ連がいて、オリンピック委員会がある。

そしてコーチや監督もいる。

 

15歳だからミスをした、というだけで、他のアスリートがつぎ込んできた時間、

サポート、そして情熱を台無しにする権利はない。

 

15歳だからこそ、きちんと償うべきだと思う。

まだ人生は始まったばかりだ。

ここで逃れる事ができたら、ワリエワ自身の人生にとって良くない影響しかないと思うのだ。

 

国のメンツもあろうかと思うが、それを許している状況が今の世界の情勢を

そのまま投影している。

 

RUSADAはワリエワのドーピング違反は認めたが、過失はない、と言っている。

もし、過失がなかったとしても、ドーピングした時点で同じスタートラインには

立ってはいけないし、同じジャッジで採点される事はすでに不平等である。

 

というか、そもそもROCという団体で北京の団体種目にエントリーさせた

事自体が問題だったのではないか、と今にして思う。

 

選手には罪はないと言うかもしれないが、その理屈で他の選手を傷つけていいという論法にはならない。

 

日本もどうして黙っているのか。

選手達の努力を間近で、見て、なんとも感じないのか。

それだったら、もうその団体、連盟は腐敗している。

内部にメスを入れるべきだ。

 

 

ひょっとしたら、ロシアの選手の中でもドーピングに侵されていない選手も

いるかもしれない。

その選手のためにも、ここでクリーンにしておくべきだと思う。

 

これだけスポーツが商業化されてしまって、どこからどこまでがクリーンなのか

わからなくなってきている状態で、ドーピングは最後の砦だった気がするのに、

それすらもスルーされたら、選手は何を信じて行ったらいいのか、わからなくなる。

 

スポーツの精神を穢すような事はやめて欲しい。

 

まぁ、ロシアが認めるわけはないだろうけれども。

 

だからこそ。

まっとうな裁定を願うのみだ。

 

今更ではあるが。

未来のためにも。

 

【今日の独り言】

ヴィンスに対して、「知ってたのに、言わないのも悪いよね」

みたいな発言はどうなんだ?

まずはやった方が悪いだろう。

何も反省していない。

 

 

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