世界フィギュア、男子FSが終わりました。
優勝は、マリニン。
でも、それ以外にもときめく演技はたくさんあった。
それは次回に。
今回は、トップ3について。
正直、日本選手では一番の推しは昌磨だから、ドキドキしていた。
それは成績だけでなく、結果から今後の去就が決まってしまうかもしれない、と
いうこと。
満足しても、最高の位置に届かなくても、競技者として一線を退いてしまうかもしれないという恐怖。
昌磨ファンは、試合とその恐怖と同時に戦って、配信を見ていたと思う。
滑走順からいくと、昌磨から。
ちょっと顔色が悪いのが気になったら、ジャンプミスが。
しかし、よくまぁ、この曲で滑る気になった昌磨も昌磨だが、勧めるステファンも
どうかしているぜ。
おかげで芸術性はマシマシだったけれどもね。
終わった後のインタでも、結果は妥当。
でも今までの練習を悔いていない、というコメントがあった。
だから悔いがないのだろうね。結果にダダをこねず、潔い。
だからこそ、昌磨ファンは怖いのだろうけれども。
結果は残念だった。総合4位。台乗りを逃してしまった。
ゆまち。
3Aの転倒は残念だったが、伸びるスケート。
すばらしい着氷のジャンプ。
上体がしっかりと動いてすばらしいステップ。
今後、日本のエースとなっていくのだろう。
4Fもいつの間にか習得して、来季が楽しみだ。
しかし、今回のプロも良かったが、私の好みは、ジュニア最終年度とシニア初年度のようなゆまちのプロが好き。
弾けるようなスケートとイキイキとした表情のゆまちに、ものすごく気持ちが持っていかれた。
点数を取れるかどうか、という問題を抜きにしたら、「宿命」と「Vocussion」が
大好き。
でも、点数が取れるプロ、というのは違うのかもしれないね。
これからもローリーとのタッグが続いてくと思うけれども、ゆまちらしいプロが
もっと出てくるよね。期待したい。
そしてマリニン。
ビックリしっぱなしの、4分間だった。
二週間前まで、調子が悪かった?ほんとかよ。
ってくらいの技術点。
FSの点数は、ワールドに17位くらいの総合得点やん。
あのくらいバンバン完璧に決められると、心地よいというか、スカっとする。
表現力も昨年に比べるとアップしてきているし、来季も怖い。
でも、4Aをもっても、昨年はてっぺんを取れなかった。
かなり練習したんだと思う。
素晴らしかった。
きっとスケーティングももっと良くなる。
というか、スケーティングが良くないと、ジャンプだって跳べないはず。
口さがない人たちは、「ジャンプだけやん」とかおっしゃるかもしれない。
でも、マリニンは違うと思う。
もう別次元だ。
マリニンの演技後のグリーンルーム。
相変わらず、昌磨とゆまちはかわいい。
しかし、技術点でタコ殴りしてくるマリニンに、どうやったら勝てるのか。
今後の日本男子は、考えていかないといけないのだろうな・・・
大変。
かつての、ネイサンにどうやって勝てるのか、という問題と同じ局面に
立たされているのかもしれない。
昌磨については、また語るとして、とりあえず、驚きで終わった世界フィギュアであった。
会場で見ていたと思われる、ネイサンはどう感じたろうか。