フィギュアネタではないですが。
藤井聡太先生が、叡王を失冠なさって、八冠から七冠へ。
地元のテレビ局のニュースでは、選挙速報のように、報道されていました。
対局の常盤ホテルまで行った、アンカーマンもいました。
全冠の期間が思ったより伸びなかったのは、ちょっと残念ですが、本人が
「いずれその時が来るのであまり意識していない」というコメントを
残されていたので、ちょっと落ち着きました。
若干21歳の青年が、厳しい将棋の世界で、絶対王者として君臨する日が、
こんなに早いとは思っていなかったので、今にして思えば当然かな、という
気はしました。
ただ、本人は、失冠より、ひとつの勝負に負けた事が悔しかったかもしれません。
ただ、勝ち飽きるという事を誰かが言っていたのですが、面白い将棋から
新しい将棋を模索しているようにも感じました。
元々勝負より、勝負の内容を重視していた感があるので、モチベーションの維持とか
色々詮索していた、われらには真意は計りかねる事は多いと思います。
ファンってわがままですよね。
まだタイトルを持っていない時は、
一つでいい!と思っていても、彼が周囲の期待に応えて、ドンドンタイトルを
増やしていくと、それが当たり前になって、負けると耐えられなくなる。
慣れるというのは怖い。
ネイサンは幸いにも、平昌以降は(北京シーズンのスケアメ以外)勝ち続けていたので、見ている方も、まぁ、ハラハラしたこともあったが、事なきを得ていた。
しかし、とある選手のファンはどうも納得がいかないらしい。
マスコミが勝手に期待して、堕とす、と言う事もあるが、一度王者になった選手は
永久的にトップにいないといけないらしい。
それは選手自身も望んでいるのだろうが、圧倒的にファンがそうでないと
いけない、と思い込んでいるファンが一定数いる。
(だって、北京も正しくジャッジしたら、その選手が金メダルだったそうです。
メダリストの選手とのジャンプ構成を考えたらあり得ない)
私が心配するのは、藤井聡太竜王名人のファンにも、一定数そういう方がいらっしゃるのかもしれない、ということ。
○○だったから、聡太先生は、負けたとか、連盟の行事が忙しくて守ってもらえないとか、どこかで見たような事をつぶやいていて、これは危険、と思った。
私はまだ、藤井先生は巻き返すと思っているし、なんなら来年取り戻すだろうと
思っているので、心は凪いでいるが、一つでも落としたら、こりゃ大変、と
感じている方もいらっしゃるようだ。
本人も勝負事なので、致し方ないと思っているというのに・・・・
確かに将棋界を救ったヒーローです。
これからも、これから先もずっと。
一つ減っても、あと7冠もある。
これが全部失った時に嘆けばいいし、それでも本人が楽しそうに将棋をしていたら
いいんじゃないでしょうかね。
私が生きているうちは、たぶんなんらかのタイトルは持っていると信じてる。
(それは迷惑なのか?)
私が最近気に入っているXの投稿者さんがいらっしゃる。
この方は将棋ファンなんですが、気持ちのいい推し活動をされている。
自分の機嫌は自分でとる。っていうけどこれが大変。
— おゆにっき (@OekakiOyuni) May 5, 2024
人が心を守るために自然に出てしまう反応がある。
それを、「ふむふむなるほど、この人はこう反応するんだな」「あたしのこの行動は知性化だな」などと思いながら、人が困難から立ち直ってく様を見るのが好きです。
#防衛機制 #フロイト pic.twitter.com/UF3qeyuNI5
推しの応援は、自分次第。
応援して、本人に届き、力になってくれればいいけれども、
負けた時の負のエネルギーが本人に届いてしまわないように
自分の機嫌くらいは自分で取りたいものです。
どんな成績でも、どんな結果になっても、推し続ける。
いや、推しの成績とか結果を認めれない、と言う方は、
その時NO1選手の推しに鞍替えすると良い。
自分の推しは、いつだって自分の世界ではNO1、と心の中で叫び、
落ち着かせるよりない。
あ、でも私は成績はともかく、自分が一番好きなスケーターは
やはりネイサンです!
マリ坊が4A跳んだり、ネイサンの点数を抜いても
それは変らない。
でも、今の世界王者はマリニンです!
あ。女子のナンバーワンは、もちろん浅田真央です!!!