いや、イチローの頭の良さときたら!
子供から大人まで、先生となって疑問に答えています。
子供の疑問に、おもねるわけでもなく、飾らず、率直に
納得感のあるお応えをしている。
等身大のイチローを見せてくれている。
教室のいたるところに、「イチロー」と(笑)
その中で、私の気になったのが、イチロー先生が
「これは私の夢だ、僕の夢だ、というのを持っている人」という質問に
ひとりの生徒が、
「お寿司屋さんを開きたいけど、どう思いますか?」
といった質問を投げかけました。
彼はお寿司が大好きだから、職業にしたい、という事でした。
そこでイチロー先生は、自身の経験からコメントを出される。
「お寿司が大好きだったのが、自分の仕事になると、大変な事がほとんどで、
楽しめなくなる」と。そして
「僕は野球をプロとしてやってきたけど、小中学校の時にやっていたものとは違って、
そういう楽しさはゼロだった」と
重みがあります。
プロとなったら、責任が発生するので、ノンプロの時と同じような好きではいられない、という事ですね。
ここで、私は引退会見の時の真央ちゃんを思い出しました。
本人は、あからさまには言わないけれども、彼女はプロではなかったけれども、
日本代表として、そして多くのスポンサーを抱えて、責任は並みのプロよりもものすごいものがあったでしょう。
スケートが好きで始めたのに、だんだんと楽しめなくなってしまった。
でもその重圧をはねのけて、成績を収めたときの喜びは、代えがたいものがあったでしょうけれど、純粋には楽しめていなかったと思う。
引退した今。
興行的には、責任がかかるけど、よい成績を収めなくてはならないという恐ろしいプレッシャーに比べたら、楽しめていると信じたい。
愛知が産んだ、素晴らしいアスリート二人。
その二人が違う競技でも同じ苦しみを持っていたのか、と思うと、
楽しいイチロー先生の授業に、思わず涙してしまいました。
でも今は二人とも、明るく語っている。
突き抜けています。
そして強い。
この修羅場を乗り越えてきた二人だからです。
イチロー先生。
もっといろいろ語ってほしい。
お話しがとても上手。
皆さん、是非動画を見てくださいね。
真央ちゃんも語ってほしいな。
きっとためになる事がいっぱいあると思う。
でも言語化するのって難しい事がいっぱいだったと思う。
誰かと一緒なら・・・・
そうだ、イチロー先生となら!
二人で一緒に登壇すると、とても素敵な授業になると思う。
いつか実現しますように!!