みなさま、こんにちは。
イギリス杯、終了しましたね。
女子、三原舞依選手が念願のGPS初優勝!!
意外ですよね。
四大陸を2回も優勝しているのに。
つくづくアサインの運というのもあるなぁと思う訳ですが、
初めてGPSの優勝というのも、意外と言えば、意外。
初めてのGPSは、2位と一気にシンデレラガールとして注目されたけれども、
女子2枠だった、平昌には及ばず。
その後持病が悪化し、一年休養。
復帰して、段々と復調するも、またもや北京には少し及ばず。
その後四大陸では優勝。
SBのスコアは、五輪、ワールド選手に劣らないものだっただけに
くやしさもひとしお。
今回は、その憂さを晴らすような出来だったと思う。
舞依ちゃんは、強い。
たぶんさかもっちゃんより精神的に強い。
年上というのもあるが、たぶん大病を乗り越えていることも要因の
一つだとは思うが、それだけでもないと思う。
そんな舞依ちゃんが、真央ちゃんにあこがれているのは、必然なのかなとも
思う。
ただ、強いのと本番に強いのとは、ちょっと違う。
本番に強いのは、運も関係してくるからだ。
そういう面では、平昌も北京の時も悔しい思いをした。
私も悔しい思いだった。
でも、ここで選考についてまた物議を醸すと、特定の選手に対しての
非難となるのもよろしくない。
なのでただ、今回の勝利を喜びたい。
しかし、本当に緊張しましたね。
直前のイサボーちゃんが、ほぼ完ぺきな演技をした後のリンクイン。
本人自身のPBに近い点数を出さないと勝てない。
そして、持っている武器(ジャンプなど)は、イサボーちゃんとほぼ同じ。
そうなると、GOEとPCS勝負になる。
私の頭に、チラと昨年の全日本がよぎった。
本当に些細なミスが、命取りになる。
久しぶりに震える思いで配信を見ていた。
不思議なもので、同じ4分の演技でも体感というものがある。
上手い選手の演技時間の体感時間は短い。
(あとは自分の好みの演技もそうですが)
今回の舞依ちゃんのFSは、1分くらいだったか?と思えるようなものだった。
その証拠が、会場の総スタオベ。(ほとんどの人が立ってましたよね??)
それを見た瞬間、「ああ、決まったな」と思いました。
ジャッジではないので、細かいミスはわからないが、たとえ点数が次点であっても
今日の優勝は舞依ちゃんだな、と感じました。
一度病気で離脱してからの舞依ちゃんのスケートには、透明感が増した。
前から綺麗な音楽とスケートを見せてくれていたが、復帰してからは、それが進化したと思う。
か細い身体から発せられるエネルギーでなく、マイナスイオンみたいなもの?
それが会場を満たしていく。
本当に天使が下りてきて、会場を綺麗なオーラで包み込むように感じる。
今回初めて舞依ちゃんをみた、イギリスの観客の皆様は、本当にびっくりしたと
思う。
男子に続いて、女子の会場の観客も素晴らしい。
本当に初めてGPSをイギリスで開催したが、きっとみんな、また来年も!と
思ったに違いない。
さて。
これで女子のGPFはどうなるか。
イサボーちゃんは2-2なので、まだわからない。
何故なら1位を取った選手がまだ、さかもっちゃん、倫果ちゃん、ルナ、舞依ちゃんと
4人もいるのだ。
2位を取った選手はまだスター・アンドリュース選手とキム・イェリム選手と
2人いる。
残り2戦で、優勝したら1位の選手は決まり。
それ以外は。。。最後まで混戦ですね。
ひとまず、今週末のNHK杯が男女とも天王山ですね。