とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

妄想記事と失望してしまいそうなNumber

全日本の後の世界選手権代表発表

色んな意味で、考えさせられる昌磨のコメントだったので、

本人が語らないのに、自分が語るのもどうかな、と思って

ここでは語りませんでしたが、プロのライターが、素人というか、

同人誌並みの内容を、これまた有名はNumberという雑誌のWEB記事に

されたので、ダブルでショックを受けております。

 

昌磨のコメントは、

「僕が言う事ではないが、選考基準がどういったものか、

僕も良くわからないけれども、、、、

嬉しく思えない部分もありますけれども・・・・・

僕は頑張ります」

記者からの「どのあたりが」という質問に、

「僕が言う事ではないので・・・・・一時的な感情で変な事をいうと

アレなので、コメントしないようにします」

という感じの事だったと記憶しております。

 

何しろ、猛ダッシュで宿に戻り、Youtubeを付けたら、もう四大陸の発表は

終わっていたので。

 

でも、このコメントには私も少々驚きました。

ただ、昌磨は人を傷つける事はしないですし、自分の事では無頓着ですが、

仲間の事だと、はっきり言う人だと思っているので、個人的な怒りではないだろうと

思っていました。

 

そして何より「本人が言わない」ので、想像の域を越えないし、

そういう意見が独り歩きしてしまうと、色々と問題が起こるやもしれぬ、と

敢えてブログにしませんでした。

 

しかし、この記事のライターの野口さんは、素人の私ですら躊躇する

妄想を記事にしてしまった。

宇野にとっては、自分の恩師であるランビエルコーチが、心底喜んでいる姿が何より幸せだった。そしてチームメイトと共に世界選手権に出られると思い、純粋に嬉しかったのだ。 

メダリストの記者会見が終わったのは、22時過ぎ。幸せな気分で壇上を後にした。

中略)

その発表後、選考理由の説明をされることもなく、すぐに記者会見が始まる。宇野にとっては、失望するランビエルコーチと島田の姿が脳裏に焼き付き、気持ちの整理がつかないまま、マイクを握ることになった。そして冒頭の発言が出た。

宇野が本当に伝えたかったこととは

 発言は、声を絞るように、とても慎重だった。そして自分の発言で、隣にいる山本、友野が重苦しい空気になったことも察したのだろう。続く質問には「これ以上僕が言うことではないので、今のいっときの感情で変なことを言うとアレなのでコメントしません」と答えた。気持ちが抑えられず、頭が混乱している様子が伝わってきた。

宇野が伝えたかったのは、選考基準そのものへの苦言や、山本、友野への批判ではない。むしろ島田とコーチへの強い愛着心だった。「島田の全日本は素晴らしかった」ということ、そして「チームの皆で行きたかった」という感情が、思わず漏れてしまったのだろう。ただ宇野の真意とは別に、選考過程の明確化や、漏れた選手へのフォローに注目が集まったのは、今後への良い転換点になった。

 

びっくりです。

しかしうまい事加工してあります。

発言した内容は合っています。

ただ、想像部分が多すぎる。

「チームメイトと世界選手権に出られると思い」とか

宇野が伝えたかったのは、選考基準そのものへの苦言や、山本、友野への批判ではない。むしろ島田とコーチへの強い愛着心だった。「島田の全日本は素晴らしかった」ということ、そして「チームの皆で行きたかった」という感情が、思わず漏れてしまったのだろう。」

とか、昌磨にインタビューして、真意が得られているのなら、いいが

勝手に想像して書いている。

大げさに言うと、捏造とまで言われてしまいかねない文章だ。

失礼を覚悟して申し上げると、この人、日本語読解能力に著しく欠けていて、

ライターどころか、日常生活の会話もロクに解釈できないのではないかという

不安がよぎる。(まぁ、彼女の日常生活など知ったこっちゃないですが)

 

挙句こうです。

ただ宇野の真意とは別に、選考過程の明確化や、漏れた選手へのフォローに注目が集まったのは、今後への良い転換点になった。」

だ・か・ら!!

昌磨の真意を確認したのか!

と言いたい!!

 

多くのファンは、昌磨の真意は「選考過程の明確化」と「漏れた選手へのフォロー」と

理解しているのに、この人だけ違う世界で物を言っている。

number.bunshun.jp

 

じゃあ、多くの人達は、昌磨の意思は確認したのか、と言われると誰もしていない。

チームメイトや、マネさんたち、ご家族は確認したかもしれないが、

私たちには確認する術もない。

 

でも、いいのです。

昌磨が語らないのならそれでも。

それなら、事実部分だけ拾えばいい話です。

昌磨が選考理由がわからないと言った。

それだけです。


そうなると、とある界隈では、「宇野は選考基準知らないんじゃねーの?」と

言っている人もいるそうです。

 

いいえ。

昌磨は知っています。

あの2019シーズン。

GPFに出られなくて、全日本で優勝した年。

 

フジの情報番組で、羽生くんとバックヤードで話しているシーンがありました。

その時に「今年GPFに出られなかったから、世界選手権、ヤバイと思って

頑張った」と。

昌磨は知っている。

GPFに出られないと、全日本で優勝する以外、選考から漏れても仕方ない事を。

 

その年、鍵山君たちが台頭してきていたので、2位、3位になってしまったら、

世界選手権に選考されないかもという可能性がある事を知っていたに相違ない。

 

という事は、選考に不満があった訳ではない。

選考基準に則ったのであれば、草太はGPF上位2位、シーズンベストも上位。

友野君も世界ランク上位、となると前年不調だった高志郎君は、

これまた失礼を承知で申し上げると

「全日本だけ良かった」のかもしれない。

 

それは今後の結果によるもので、タラレバの域を越えない。

じゃあ草太と友野君はどうか。

彼らもまぁ、ゆまちよりは安定していない。

ただ、言えるのは国際大会で、高志郎くんより実績がある、という事。

 

今年については問題ない。

 

昌磨の問題提起は、選考基準があるのに、毎年ブレたり、突如全日本欠場しても、実績で選ばれたりするルールがここ何年か出来上がってしまった事かもしれない。

 

しかしこれも想像の域を越えない。

だから語らなかったのだ。

             

 

でも、とても残念だったのだ。

Numberは雑誌としてとても素晴らしく、ここ最近では将棋の特集があったのだが、

こちらは、キチンと棋士にインタビュー、取材して、かなりいいものに仕上がっているのだ。

そしてスーパースター藤井聡太だけでなく、色んな角度から色んな棋士の事が載せてあり、魅力あふれる棋士たちが垣間見える。

 

なのに、WEBとは言え、こんな妄想記事をそのまま載せてしまう雑誌にも失望してしまった。

 

これがまたYahooとかインターネットの記事に転用されて広まれば、

昌磨が個人的な怒りを会見でぶちまけた、おこちゃまなアスリートとして認識され、

草太や友野君が肩身の狭い思いをしてしまうのだ。

 

ただ、もうひとつ。

私がちょっとひっかかるとしたら、「嬉しくない気持ち」と「一時の感情で」と

いう言葉選びだけだ。

 

「嬉しくない」をもう少し「納得感がない」(あ、こっちのがきつい?)とか

「一時の感情で」を「もう少し考えをまとめてから」とか言えばよかったかもしれないとは思った。

あのタイミングでいう事自体に意味があるし、(だって消されてしまうものね)

その事は勇気のある行動だと思うのですが、昌磨の事を知らない人には

誤解を受けてしまうかもしれない。

 

でも、きっとそういうリスクも込で、発言したんだろうな、と思っています。

 

そうか!野口さんは昌磨のメンタリティとか、性格とか知らないんだ!!

(そんな訳ないだろう)

だったら、取材してから書いて欲しいですね!!!

 

今後、Number買いたくなくなりそうです・・・・

 

【今日の独り言】

これが、全日本に表彰台に乗れなかった人が選考された事に対しての不満なら、

一緒にいた、高橋大輔に凸している事にもなりかねん。

やっぱ、ありえねぇ・・・・

 

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