とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

どんな愛情でも近すぎれば迷惑

みなさま、こんにちは。

今回は、タイトルだけだと、何ネタ?と思われるでしょうが、

ここのところ、と言うか、ここ何年か気になっている事が書いてあった記事を

読みました。

 

プレジデントオンラインを購読していて、なんでこの記事を読んだのか、

今となっては全く分からないのだが、(未婚、子なしの独身女性であるゆえ)

親と暮らしているので、関係性に悩んでいるから、何か琴線にひっかかったのか。

 

president.jp

 

この記事は一緒に暮らす人に求める要素について書いてあったのだが、ページを繰ると、深い人間関係のワードがちりばめてあった。

 

・人に向けるのは好意にしておく

・対等の意識が薄いほど、けんかに突入しやすい。

・相手を傷つけるのは、近すぎる距離

・どんな愛情も近すぎれば迷惑

 

というセンテンスがあった。

元々は親子関係、夫婦関係などのコラムなんだけれども、これは私たち

ファンとその推し(スケーター、アイドル)にも当てはまるワードではないかと、

ギクリとした。

特に「どんな愛情も近すぎれば迷惑」というのは、親の子に対する過干渉の事を

言っていたのだが、私には別な意味にもとれた。

ここには、人間関係すべてについての決定的な真実がある。それは、

「どんなに愛情をもってやったとしても、あまりにも近づきすぎると、悪意をもっていじめているのと同じことになる」

ということだ。ストーカーを見ればいい。

好意か悪意かなんて、そこでは問題ではない。

問題は近づきすぎた距離のほうにあるのだ。

ハラスメントについても言えるが、我々が直面している加害の問題は、むしろ適切な距離が取れないことから来ているのだ。

では、「こうしたほうが、絶対に相手の人生は向上すると思えるのに、どうしてもそうしてくれない」という時はどうすればいいのだろう。

本人がそうしないのであれば、人生が向上しなくても、それはそれでしかたないのだ。そう思ってあきらめるしかない。

「本人の勝手」とはそのくらい大事なことなのだ。

 

日頃、SNSなどで見ていると、許容範囲がわからなくなってくる。

たとえばフィギュアスケート関連のものだと、

「この選手はこうだから、こうした方がいい」とか

「こういう練習をした方がいいんじゃないか」とか

おかん、おばちゃんみたいに親身になって心配しているのだ。

それはそれで微笑ましい。

 

でも、選手の選んだ道とか、パートナーとか、自分の思っていた人物像と違う、

裏切られた感がある、となって応援しなくなった人達をチラホラ見かける。

 

それはそれで、そっと離れて行けばいい。

私もそうだったから。

でも、SNSという全世界に公開している掲示板に書き込むのは

違うのではないかと思う。

 

その人の人生は、その人が決める事で、責任も全部その人が負う。

明らかに間違っている、という選択をすることもあるだろうし、

後で正しかった、と思う事もあるだろう。

 

でも、そんなのは本人の勝手なのだ。

私たちはファンであって、近しい存在ではないのだ。

家族であっても、近すぎるのは迷惑であるのだから、赤の他人の私たちが

言うのは、やはり違うのかもしれない。

 

加減の問題であるのだろう。

ストーカーのように本人に危害を加えたり、直接本人に抗議のメッセージをしたり、

ライバルの選手のスポンサーや、オリンピック、ISUへの抗議メールだったり

コメントだったり。

 

あの選手のここが、素敵。とか今回は残念だったね、とか、

そういうものならいいが、最近はそこを逸脱して、関係のないところに飛び火している。

 

どんなに愛情を持っていても、逸脱したものは非常識であり、悪意となる。

 

好意か、悪意か、という物差しでは、常識や犯罪は測れない。

 

結論からすると、この引用した記事とは、主旨が違っているかもしれないが、

愛情をもってした事がすべて正義ではい、というのは、刺さる。

 

       

 

夢中になれる存在を見つけられるのは、素晴らしい事だし、生きる活力となる。

ただ、どんな関係でも夢中になると、どんどん近づきたいが加速する。

 

そういった時、一度一歩下がって冷静に自分を振り返る事も必要なのかもしれない。

 

近すぎれば迷惑になるかもしれないし、自分自身も見失ってしまうだろう。

 

 

おせっかいおばさんもプラべには、干渉しないように留意せねば。

 

【今日の独り言】

まぁ、過干渉になる気持ちもわかる。

それだけ愛情をもって、応援しているんだもんね。

私もネイサンに、過干渉になりそうになったこともあった。

(ここでつぶやいている事はセーフなのか、どうかもわからん)

 

もし、その気持ちがはちきれそうになったら、ひっそりと親しい友人に

耳打ちする程度にしよう。

もしくは井戸に向かって叫ぼう(笑)

 

 

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