とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

バックフリップを競技中に入れる問題

長期離脱後の復帰です。

 

私の個人的な事情と言えば。

1月第二週は年始で忙しかった&1/12から海外の友人に会いに、お休みを取っていた。

 

ということで。

フィギュアからは遠ざかっていました。

 

これからアップする記事は、いまさら出尽くしているとは思うのですが、

一応述べておく。

 

異国の地でも、Xなどは見ていたので、なんとなーく把握している案件あり。

 

1. ユーロでアダムが優勝&バックフリップを跳ぶ

2. ケヴィンが調子悪すぎる。

3. PIWで昌磨がDOMOを滑った。

 

アダムに関しては、なんでバックフリップなんだろうな、エキシだけじゃあかんのか。

とは思っていた。

 

組み込む理由について「我々のスポーツが限界を超えるのをプッシュする1つの方法だと思う。

意味がわからん・・・・

www.nikkansports.com

 

エキシでやるのはかまわん、というのは、競技になるとどうしても、極限の緊張感の中、成功率も高まるかもしれないが、その分危険度も増す。

だからずっと禁止されていた。

理由は想像していただけだけど、やはり危険には違いない。

女子だって、長らく3AをSPで入れるな、だったり、4回転もFSのみ、と

していた。

それでも若年化する競技のなか、五輪への資格のハードルを上げたのに、

ここにきて、何故バックフリップを解禁するのか。

 

正直、側転もどうかと思っているし、

最近、膝で滑るようなコレオもあったり、氷上でやる必要ないんじゃね?という

ものが多くなってきて辟易しているのに。

あとは、スピンの後の難しい出とかいうやつ。

やめない?

うまい人はいいが、あまり、という人がやると、なんだかスピンの出来栄えが

落ちるというか、見苦しい感じになっている。

 

そんなバックフリップを許可するくらいなら、本来のフィギュアとして美しい

スパイラルシークエンスを復活させてほしいと思うのは、私だけか。

 

マスター信夫もおっしゃっていたように、高度なスキルを要するスパイラル。

       

点数化されないので、最近とんとお見掛けしないが、少しやっている選手を見ても、

そんなにうまくない。(すいません)

 

 

        

 

スパイラルひとつでこんなに表現できるのだから、あえて危険度が増すものを

増やす必要性がどこに?

 

私の好きなネイサンもバックフリップをエキシとか、ショーでやっているが、

試合ではやったことがない。

それに四回転の方が彼の身体の負担が大きいようなので、やっているとも、どこかの生地で読んだ。

だが、それでも私は反対だ。

        


だって氷が痛む。そしてやはり頭を下に向ける、という事がいかに危険か。

体操だってかなり危険ではあるが、氷の比ではない。

そして靴。

固い氷に、足には凶器となるブレードがある。

大けがの確立が大きくなるのも当然だ。

 

フランスは古くはスルヤ・ボナリーから、バックフリップをやっている選手がいるが、

自分の存在感を示すために、危険そして禁止されている技を競技中に行うという

考え方がわからない。

 

競技というものは、決められたルールを元に採点する。

人の心に刻まれたかったら、危険な技ではなく、自分の個性を出したプロを滑ればよい。

なぜ敢えてバックフリップか。

そんなに跳びたいなら、横にもう一回多く回ればよい。

マリニンのように、4Aを跳ぶとか。

あとは5回転に挑戦し、認めてもらえればいいのでは。

簡単ではない?でしょうね。

でもバックフリップなら簡単だからいい?それも違うだろう。

 

私は少々お堅い頭の持ち主なので、フェアじゃないこと、ルールを無視した事は

好きではない。

 

アダムの身体能力とスケートは嫌いじゃなかったが、頻繁にバックフリップを意図的に

跳ぶようになって、あまり応援できなくなった。

彼が、ワールドで昌磨やマリニンと1点差を争っている時でも、それを使う勇気があればまだいいが、(本当はヤダだけど)安全パイの時に使う神経も好きではない。

 

競技というのは、みんながルールを守り、その中で最大限に切磋琢磨しているところが

素晴らしいのだ。

それを守らない、というのは、やはり競技から外れていただきたいと思うのだ。

 

ISUも、検討するとか考えなくてもよい。

それ以前に、もっと考えなくてはならない事が多いんじゃないかと思う。

 

         

 

諄いようだが、昌磨の言う「真剣勝負の先にある、美しいもの」は、

ルール違反する先にあるものではない、と思う。

 

私見ですけれどもね。あくまで。

 

 

 

 

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