とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

全日本フィギュア、やるかやらないか、の議論

URL変更のため、再掲載 2020.12.28

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もう、言い飽きたくらいですが、毎日コロナ感染者数が増えているこのご時世。

 

SNS上では、有観客で行うかどうか、という議論で騒がしいようです。

 

私は都合のよいものしか見てないせいか、あまり目に触れる事がなかったのですが、

さすがにフォローしているかたが、つぶやいていたので、ちょっと検索してみたのでした。

 

全日本の有観客どころか開催は必要ない。

それをスケ連、長野県にも電話で申し入れ。

羽生くんが感染対策として、GPSには出ないと決断。

GPFが中止。ワールドもあやうい。

ワールドが危ういのであれば、全日本やる必要なくない?

羽生さんは全日本でなくてもよくない?

 

などなど、びっくりするワードが並んでいました。

 

まず、羽生さんがGPS出ない、という決断の理由は、

 

「新型コロナウイルスと気管支喘息(ぜんそく)の関係性については、まだ確証となるものはなく、情報も十分ではないので判断が難しいところですが、呼吸器系基礎疾患を有する者が新型コロナウイルスに罹患(りかん)した場合、重症化し易(やす)いとの情報もあるので、可能な限り慎重に行動したいと考えています。また、気管支喘息に関係なく、一部の選手が新型コロナウイルスに罹患した後、後遺症によって選手活動が困難になってしまっている点からも、慎重に行動を検討する必要性があると思っております」

「現段階で、カナダ在住のオーサーコーチが日本での試合に帯同するために来日することが困難であることが予想されます。一方、私が日本からカナダの試合に出場する場合は、カナダ入国後2週間の自己隔離が必要となります。その期間、練習など一切のスケートの活動ができないため、選手にとって万全の状態で試合に臨むことができません」

「このコロナ禍の中、私が動くことによって、多くの人が移動し集まる可能性があり、その結果として感染リスクが高まる可能性もあります。世界での感染者数の増加ペースが衰えておらず、その感染拡大のきっかけになってはいけないと考え、私が自粛し、感染拡大の予防に努めるとなれば、感染拡大防止の活動の一つになりえると考えております」

「大変残念ではありますが、以上の理由から、今シーズンのISUグランプリシリーズを欠場することを決心いたしました」

「一日も早く新型コロナウイルスが収束することを願っております」

(原文まま)

 ということで、コロナの影響もあるけど、コーチの帯同が無理、とか、自己隔離とか

色んな事情も混じっている、ということでしたよね?

 

後半部分の「私が動くと~」は、あえてコメントしなくてもいいのでは、と思ったけど、羽生さんがそう思っているのであれば、そうなんでしょう。

確かにそうですもんね。

 

というか、この文面からして、もうファンは、羽生さんの意思とは離れた行動を

している、とも読めますね。

 

羽生さんがやめてくれ、と一言言えば済む話かとも思う事もありましたが、

もう止められないのか。

 

黄熊を投げたり、アンフェアジャッジバナーを掲げたり、Twitterで他の選手を

サゲたり。

そんなこと羽生さんが望んでいるのか?

(あ、黄熊は望んでいましたね)

 

彼の立場を悪くすることばかりです。

パレードの時、ごみがでなかった。羽生ファンはすばらしい。

こういうニュースが流れてこそ、ではないでしょうかね?

 

悲しくなります。

全日本って、五輪とか、ワールドの選考会だけじゃない。

一年、もしくは選手生命の集大成として、国内の全アスリートが目指すもの。

ワールドに関係のある選手なんて、枠の人数の人と候補者だけ。

その他多くは、正直、関係のない話。

でも、みんながそこを目指す素晴らしい大会なのです。

 

この間生でNHK杯もみましたし、ワールドも見ました。

国別も見ましたし、フランス杯も見に行きました。

 

昨年は、初めて全日本、一日だけ当たったので、見に行きました。

 

行った人はわかると思いますが、全日本の空気は一番、緊張感がありました。

 

これが全日本か!

選手がみんな「全日本は特別」と言っているのを肌で感じました。

 

選手一人ひとりが、そこを目指して、憧れて、ようやくたどり着けた場所。

 

もちろんそこで王者となるのは大変な事ですばらしい。

 

でも、何度もいうようですが、勝つことだけがスポーツではないですよね。

その上で日本最高峰のこの舞台に立てた喜び。

今までの努力の成果をここで、表現できる喜び。

 

全選手からみなぎっていました。

 

本当に感動しました。

全選手、眼が離せなくて、本当に見に行けてよかった、と思いました。

 

羽生さんが「全日本でなくてもよくない?」って本人が言いましたか?

昨年、そんな事言ってなかったと思いますよ。

やはり彼の中でも大きな試合という認識のせいか、

「緊張する」と言っていたと思う。

 

負けてくやしかったとは思いますが。

だからリベンジに燃えていると思いますよ。

だからエントリーしているのだと思います。

 

前出のコメント通りなら、出るか出ないか、

出たいけど、悩んでいるかもしれません。

 

 

その気持ちをどうしてファンはわかってあげないのか。

 

どうして全日本をそんなに軽視できるのか。

全アスリートに対して失礼だと思うのですが。

 

ただ、このご時世、感染対策は重要です。

 

NHK杯は良かったと思います。

観客は間隔があり、大声で騒ぐ人もいなくて。

トイレも消毒、ペーパータオルも完備。

 

換気が行き届くので、寒かったりしたし。

 

今週末、柔道も、体操も重要な大会がある。

みんな目指してやっている。

 

どうぞ、連盟、関係団体の方たちのご尽力で、感染者を出さないように

お願いしたい。

 

そして彼らの晴れ舞台を作ってあげてほしい。

 

私たちはそれを見て、感動と勇気をもらえる。

 

非難する前に、どううまくできるか、考える事も重要。

 

とはいいつつ感染者が爆発しているのも現実。

 

物事、片面だけでは非難しきれない。

 

複雑な休日です・・・・

 

 

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