とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

メディアとSNSとそれに翻弄される人々

みなさま、こんにちは。

 

暑い日が続きます。

水分、塩分補給をお忘れなく。

 

 

      


さて、色々SNSでにぎわっている件。

マスコミ、メディアが原因となっている。

そもそも、正しい取扱をしないから、こんなことになる。

 

既定路線を誘導するためだったら、最初から公言しておけばいいし、

アマチュアスポーツの報道について、もう一度考え直した方がいい。

アマチュアスポーツは、報道されてナンボであった、報酬がある訳でもない。

(一部のスポンサーがついている選手を除く)

報道の方は、アマチュアスポーツの取材をしていて、何も感じないのか。

報道もされずに、頑張っている彼らを。

カヌーの羽根田選手のように、フェンシングの太田さんのように

競技をメジャーにするために、尽力している人達を見ていたら、

特定の選手に蟻のようにたかるだけではいけないとは思わないのか。

 

近年それが、スポーツだけではなくなってきている。

 

そう、将棋界を救ったスーパースター

藤井聡太竜王について。

 

私の記憶だと、将棋のスーパースターは、羽生善治九段である。

七冠制覇した時は、新聞にもテレビにも大きく報道された。

 

依然まだまだ藤井竜王も羽生さんの域には達してないと思う。

 

藤井竜王がデビューした年は、将棋界にイメージダウンが著しい事件が発生した後。

谷川さんは、連盟会長を辞任し、色々な人の心を傷つけ、先崎学九段(3月のライオンの監修者)も病気に伏した。

 

そんな暗いニュースを吹き飛ばす一人の天才少年の登場だった。

 

史上5人目の中学生棋士。

漫画でも扱われていたが、架空の物語だったが、それが現実となる

若き天才。

 

誰もが魅了されるだろう。

 

という事は、色んなファン層が増えてしまうという事だ。

とりわけ、よく知らないが、とにかくファンだ、という人が一番厄介だ。

 

これはフィギュアにも当てはまる。

 

あとは、一部のメディアのニュースを丸のみして、心ない言葉を投げかける人々。

 

本人が良くても、身内はたまったものじゃなかろう。

 

これもその一つ。

羽生善治九段の奥様で、羽生理恵さん。

元女優の畠田理恵さんのTwitterの呟きです。

 

 

tom-watson8.com

多分羽生さんの凄さを知らない世代の人が呟いたのを見てしまったのでしょう。

そのころの羽生さんの大変さを一番知っている奥様。

広く将棋界の事、ご主人の事、うさぎのことなどなど、呟かれて、

思いやりに溢れたTwitterだと思っていた。

そんな彼女にも、心ないリプがあったに相違ない。

たまに、反撃している事がある。

それは全然問題ない。

ただ、やはり思ったのが、一部に肩入れしていると、どうしても多方面から

見る事は難しくなっているのだな、ということ。

 

 

と、ここが余計。

確かに、藤井竜王は守られている。

それは、月100件以上もある取材依頼、テレビ局、その他色々な所からの

お誘いから、将棋に専念させる体制になっている。

 

彼自身もマスコミが得意ではないので、もっぱら杉本師匠にお任せしているのだが、

元々は、中学生棋士だったのだから、致し方ない。

 

29連勝達成時の対局室の様子。

15歳で、急にこんなメディアに囲まれたら、まともに成長できませんて。

 

杉本師匠も、藤井聡太がプロになれなかったら、もう弟子を取るのはやめようとまで思ってたそうだし、板谷一門(杉本師匠の師匠一門)の悲願である、

「東海からタイトルを」をかなえるために、必死だったと思う。

 

将棋連盟もダークなイメージから一新させてくれた藤井聡太をなんとしても

守らないと、と思っても致し方ない。

           

 

では、過去と比べて守られているか、どうか、であるが。

まずメディアの種類が全く違う。

そしてみんなもっと自由にしていた。

藤井聡太が棋士になる前は、対局中に出前でなく、外に食べに行っても良かった。

あの事件以来、出前になった。

藤井聡太がタイトル戦に挑戦する前は、タイトル戦の盤の前でおやつが食べれていた。

コロナがそれを許さななくなった。

藤井聡太の対局は一部を除き、全局、入室から退室まで、ずっとカメラで中継されている。

 

朝から晩までずっと全国に晒されているのだ。

あ、席を立った、お手洗いかな、まで詮議されるのだ。

 

当の本人は集中しているから、気にならない、と言っているが、相手棋士も大変だ。

短時間の公開対局でなく、二日間のタイトル戦もずっとだ。

 

確かに守られているが、これを差し引いても、昔と遜色ないくらいストレスではないのか。

 

奥様はご存じかもしれないが、それでも自分のご主人が悪し様に言われるのが

耐えられなかったのだろう。

本人も羽生さんとご結婚なさる事で、かなり誹謗中傷を受けたと聞いている。

 

気持ちはわかる。

でも、ご主人もこの度、トップコートと業務提携したと聞く。

将棋連盟が主体となってはいるが、マスコミ対応とかそういうものの

アドバイスを受けたらどうだろうか、と思っている。

宇野陣営はうまくやっているから。

 

もちろん理恵さんは、藤井竜王も全力応援してくれている。

ただ、世間の人に、言いたかったのだろう。

そんなにうちの主人に「無冠、無冠言わないで!」と

 

知らない人は放っておけばいい、と思いつつも悔しいだろう。

でも、知っている人にとっては、羽生さんのような方はもう出てこないかもしれない。

将棋の棋力は昔と今を比べるのは、スポーツと同じでナンセンスだと思うが、

藤井聡太がこれから羽生さんのように、多方面で活躍するか、といえば、

まだわからないのだ。

あの性格からすると、将棋を指し続ける事で、将棋界をアピールする、という事を

考えているのではないかと思う。

 

大きく話はそれたが。

テレ東事件と同時期に出ていたので、ちょっと気になったのである。

 

将棋の棋士ですら、住みにくいこのご時世。

 

将棋界もスーパースターの出現で、ファン層が一気に変った。

フィギュアのようにならない事を祈っている。

と、まあ、昨今の情報過多と錯綜に気持ちが萎えている。

 

【今日の独り言】

羽生さんの奥さんが、羽生選手のファンというのは、周知の事実。

だが、奥様、羽生さんが過去に破ってきた大名人たちと羽生さんの

扱いを考えた事があるのでしょうか。

と意地悪く思ったりして。

 

 

 

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