ここ2～3日、試合ラッシュでした。
ユニバーシアード（ワールドユニバーシティゲームスになったそうだ）
とインターハイ、カナダナショナル。
ＳＮＳでチラと見る限り、フィギュアと将棋にはまっている人も少数いる
感じですので、その方たちにとっては、土曜日の師弟トーナメントに日曜のＮＨＫ杯。
そして朝日杯と重なって、恐ろしいスケジュールでしたね。
今回は、ちょっとさかのぼる事2週間ちょっとくらいでしょうか。
全日本。そしてユニバを見て改めて感じた事を。
全日本は女子は中野組。
男子はチームシャンペリーの勝利という感じでした。
（男子は中京男子という話も・・・・）
ジュニアはさすが、木下とＭＦアカデミーが席巻していましたね。
体系立てて指導して、その結果がしっかり出ていると思います。
正しい技術をしっかりと指導してもらえるのは、コーチとか
設備（リンクとか）がしっかりしているアカデミーの利点。
そこでノービス、ジュニアのうちにしっかりと基礎を教えてもらえるのは、
財産になります。
ただ、感じるのは、シニアに上がるとそれだけではダメな気がする、というところ。
なんのかんの言って、五輪で一番メダルを取っているのは、
グランプリ東海。（五輪へ行く生徒を育てているのも）
満知子先生は、入る際「オリンピックには行けませんよ」と親にくぎを刺す。
五輪に行く難しさを知っているから。
そしてそこで成績を上げる事がいかに大変か。
色んな生徒がいるので一概に言えないけれども、
愛されるスケーターとなるのは、成績を修めるより難しいのかもしれない。
グランプリ東海は、古くは伊藤みどり。
そして真央ちゃん、昌磨と、成績と愛されるスケーターを送り出している。
今シーズンは、中野組の圧勝だったと思う。
（まだ終わっていないが）
女子は、さかもっちゃんに、舞依ちゃん。そして移籍していきなりＳＰで
最終Ｇに入った三宅さん、そしてたっちゃん。
その次は、チームシャンペリー。
昌磨に、高志郎くん。
全日本には出ていないけれども、ラトデニもだんだんと世界ランクを上げてきている。
シニアで活躍するには、何が必要か、わかっているコーチ（チーム）だ。
まず、競技を続けるにあたり必要なスポンサー。
中野先生は、舞依ちゃんだけでなく、さかもっちゃんにも、たっちゃんにも
しっかりしたスポンサーを付けた。
これだけでも大きい。
あとジャンプ技術。
正直、ランビに4回転を教えられるのか、昌磨、大丈夫か、と思ったものである
（グルノーブルでは、ランビ来て～と叫んでいたくせに、いざとなると
シビアなものだ）
が、さすがランビ。
木下繋がりか、どうか知らんが、名ジャンプコーチ＠ジスランを
シャンペリーに引っ張ってきた。
ラトデニと高志郎くんの快進撃はここにも秘密がある、と思っている。
（誰でもわかる）
あと一番大事なもの。
愛情である。
そこには、中野組も、チームシャンペリーもグランプリ東海も十二分にある。
たまたまグランプリは今不調ではあるが、松生さんも山下真瑚ちゃんもいる。
そしてここに入ってみるみる復活したのが、草太である。
コーチがなかなか決まらなくてフラフラしているとき、やめてしまうのでは、と
思うくらいの不調から、2シーズン。
ＧＰＳでは全部表彰台。
ＧＰＦでは銀メダル。
そして今回のユニバでは、金メダル。
復活の狼煙を上げる事に成功したのだ。
昌磨もランビのところへ行って、数か月で復活している。
さかもっちゃんも、不調ではあったが、戻ってきたし、
舞依ちゃんも、一年離脱した時は、もうダメかと思っていたが、今年また
頂点に立つかの勢いである。
みんな生徒を信じて、愛情を与えて、待ってくれていたからだと思う。
そうした苦労を乗り越えてきた選手たちは、強く、しなやかで美しい。
フィギュアはスポーツであるが、これこそ、真剣勝負の先にある美しいもの
の一つだろう。
この美しいドラマが見たくて、今日も、ＰＣの前に座っている。
人は一人でできる事など、限られているのだ。
大勢の人に支えられて、支えて、素晴らしいものが出来上がる。
それはどんな分野でも同じだろう。
週末はそのすばらしさが堪能できた。
満足です。
【追伸】
舞依ちゃん、草太、金メダルおめでとう！！
さかもっちゃん、たっちゃん、銀メダルおめでとう！！
りおんちゃんもしゅんちも、ナイスチャレンジだった。
素晴らしかった・・・・・！！！
そして、、、まちこ先生！
草太には、あとスポンサーが足りません！
どこかで見つけてやってください！！
