BEYOND愛知公演、11日の午前の部に行ってきました。
愛知県民の予約で取ったのですが、アリーナでも前から二列目。
ロングサイドの登場口(っていうのか?)のそば。
という事は、シェヘラの登場部分はのめっても見えない場所。
この間から、席についての云々は、今回は言いませんが、
のめらず、氷上に映し出された真央ちゃんを見ておりました。
しかし、まあ、影すら美しかった。
(私は複数回言っているから言える事です。念のため)
今回は気づいた事は、みんな笑顔が似てきていること。
顔が固まっている、とか、真央ちゃんに似てきたとかそんな事ではない。
素敵な笑顔というのは、何か共通点がある。
お肌がピカピカになり、頬が光っている。
そして目が優しくなり、口角があがってきている。
笑顔って伝染するのか、伝播するのか。
そして、観るたびにスケーターの力量が上がっている気がする。
細かい技術はわからない事が多いが、確実に「プロ」になっている気がする。
今回も体感時間が身近すぎて、「えっ!もうラスト??」と思ってしまった。
色んな舞台やショーを見て来たつもりですが、何回か見るともう、複数回は惰性で
観ている事も多いのだが、BEYONDは違う。
毎回同じものを見ている、という意識はあるのだが、それでも眼が離せない。
毎回、新しい気持ちで観られる。
集中力が途切れないのは、ノンストップで魅せるという事も関係しているかもしれないが、これはスケーターにとってはかなりしんどい状況。
いやはや、浅田真央のプロデュース力たるや、素晴らしい。
過去の自分のプロを使っているのが、全く似て非なるもの。
でも、過去のプロも思い出せるという逸品。
正直、今回もサンクスのようになるのか?とも思っていたが、全く嬉しい方に
期待が外れた。
愛知公演という事で、(しかもモリコロ)初めて見る、という方もかなりいらっしゃったようですし、小さいお子さんや、ちびっこスケーター達も沢山来場していた。
終演後、真央ちゃんがマイクを持って、子供らのところへ行って「どうだった?」と
聞いて回った。
みんな「すごかった」と言っていた。
子供は率直だな。
大人なら、もっと色んな事をコメントできるだろうが(いや真央ちゃんにマイクを
向けられて、まともに話せる人が会場にいただろうか)子供は感じた事を
そのまま口にする。
「すごかった」
しかしよく考えるとそれに尽きる。
引退してからスポンサーが増えた浅田真央。
そのスポンサーたちが会場で、クリアファイルだの、日本酒だの配布している
自身でプレゼンして、リンクまで作ってしまう。
引退して、30も越しているのに、毎週のようにショーを全力で滑っている。
その合間を縫って、テレビなどに出演して宣伝も怠らない。
バレエ、タップダンス、キックボクシングなどもやっている。
そしてメンバーのポテンシャルを引き上げるコーチ力
そして今なお、色んなスケーターを見たスケオタでさえ
「未だ浅田真央が一番うまい」と思うのであるから、本当にすごい。
確かにジャンプなどは、現役の選手の方が素晴らしい。
でも、過去プロを滑ると、いかに今の浅田真央がうまいかよくわかる。
もちろんソチのラフマとか、鐘を今滑ろと言われたら、無理だと思う。
技術的、体力的に。
でもそれを補って余りある表現力とスケーティングが、今の真央ちゃんにある。
それを「すごい」以外に表現する言葉があるだろうか。
その時、ふふ、子供は可愛いわね、と思ったが、後から考えてみると
あれほど簡潔に的確な言葉はない、と思うのだ。
浅田真央は、すごい。
再認識したBEYOND愛知公演でした。
他にも感想はありますよ、もちろん。
それは、次回以降に・・・