ついにGPSに登場!!
世界王者 宇野昌磨。
THEICEの時、一度見たSPですが、席がよろしくなくて、見切れてしまい、
よくわからずじまい。
その後、ショーではエキシを滑っていたので、観る事がなく、初お目見えです。
表現に力を入れる、と明言している今シーズン。
他のライバルたちが、バチバチの闘いを始めて、ラストに登場。
いつも昌磨は、アイスショーでも新プロを滑ってくれるし、
JAPAN OPENにも出てくれていたから、調子の程はなんとなく感じるところもあった。
ただ今年は、成績を求めない発言だったり、ワンピースオンアイスなどの出演で
今の状態はどうなんだろう、と不安だった。
しかし、結果は素晴らしいものだった。
あれだけ、表現に、と言っていたのに、ジャンプは4-3コンボが戻ってきたので、
むしろ強化されているじゃありませんか。
昔から昌磨は、背中が柔らかく、滑っている最中も、手を出す動作も肩から
動かしてくるので、可動域が広く、大きく見える。
今回のSPは、また今までにない身体の使い方が入っていたように感じました。
表現は、というと、
2分30秒が1分くらいに感じましたね。
たぶんこの部分はまだまだ磨きがかかって来ると思います。
しかし、過去作を見ても、表現力が如何なく表れていたように思えるのに、
これ以上どうやって求めていくのか。
登場が遅かったので、ちょっと心配で、コンボの時、初めて目を瞑ってしまいました。
終わったら、4-3の表示がグリーンになっていて、ほっとしました。
安定感のある昌磨は健在でした。
本人のインタビューとかだと、不安になる気配はなかったが、
コーチ不在時のインタビューも気配はなかったので、勝手に不安になっていた。
でもよく考えてみたら、コーチのステファンが重慶の街で踊り狂っていたりする
ゆとりがあるので、大丈夫だった。
Stéphane dancing on a street in Chongqing!
— Stéphane Lambiel Fanpage (@slambielfp) November 9, 2023
重慶の広場で踊るステファン✨#CupOfChina #中国杯
🎥https://t.co/0Vcx51cjBW pic.twitter.com/cXCkFBfzEm
【ファンページ、お借りしました!!】
重慶の氷の調子があまり良くないのか、後半グループの選手で、ちょっとステップで
ひっかかる感じが見えたのは、私だけでしょうか?
ボーヤンの演技後、大量のぬいぐるみの投げ込みがあったので、
センシティブになっていたのもかもしれません(私が)
久しぶりの投げ込みで、観客はとても楽しそうでしたが、観ているこっちと
応援している選手を控えている観客は、気が気ではないでしょう。
現に北京で穴に言及している選手がいたのに、今回の中国杯、ちびっこスケーターが
氷を荒らしてしまう可能性も多い。
ぬいぐるみだけでない投げ込みをしてしまう中国の観客、そして大会運営側には、意見を申したい気がしております。
しかし、昨年からはさすがベテランという風格と、演技。
氷の状態には左右されない、安定感。
でも、ちょっと寂しい気がしました。
いつも昌磨は、もっともっと!と上を目指していて、それゆえ、安定感がちょっと
欠ける時もあった。
がむしゃら、とまでは行かなくても、チャレンジングな演技だった気がします。
こういう演技を見せつけられると、終焉が近づいてくるようで、
一回一回の試合を丁寧に見ていかねばならない、と思いました。
ネイサンの時と同じように。
今夜のフリーも楽しみです。