この記事を読んだ時、なんとなく腹落ちしたのです。
自分の推しのスポーツに対しての、愛憎。
愛するがあまり、憎しみに転ずることもある。
あさのあつこさんが語っているのは、高校野球。
国民的な人気のある、高校野球とフィギュアを一緒くたには考えられないし、
団体競技と個人競技とでも比較はできない。
でも、好きなあまり素直になれなくて、美談にできない、ってのはわかります。
だって、私はネイサンファンなのに、たぶん昌磨の事をアップしていることのが
多いような気がしてる。
たぶん昌磨がネイサン好きだし、日本だし、名古屋だしって事だとは思うけど。
ストレートに愛を語れないのですよ。好きってのが、こっぱずかしい。
だから衣装問題でいじったりしていますが、昌磨のように愛すべき突っ込みどころ
満載でもないので、困っている(笑)
ただ、一部のファンのSNSからみると、推しを愛するがあまり、別な選手のアンチになったり、連盟に抗議したり、あふれる愛情の行き先に困っているのではないかと
思ったのですね。
そういう方は、フィギュアファンであり、アンチでもあるのではないでしょうか。
私自身も、ふざけたブログが多い中、たまにシリアスに語っていたりする。
そういう時の私は、アンチなのではないかとも思える。
自分の推しが虐げられている錯覚(か、どうかわかりませんが)に陥り、
その対象を攻撃したくなる衝動。
高校野球は狂っている、と文中にはあるが、私はフィギュアだって十分狂っていると思う。
昔好きだった、ミュージカルの世界も
ジャニーズの世界も。
みんなみんな好きすぎて狂っている。
その先が、アンチとなるか、狂信者となるか、単なるファンでとどまるのか。
それはその時の、その世界の輝き具合にもよるかもしれない。
そこにいる人たちを飲み込んでしまう世界。
すばらしいが、クスリは取りすぎると毒になる。
ご用心を。
【今日の独り言】
あさのあつこさん、後編で、「人間力」についてちょっと語られている。
その部分も興味深い。