とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

AIを使えば、正しいジャッジができるのか?

いつも妄想だらけのブログであるが、ここのところの報道で、少々思うところがあるので、自分の意見として考えてみた。

 

羽生さんの卒論の件である。

 

そもそもマスコミが出したこの内容について、こんなにSNSとかヤフコメが荒れるとは。

 

きちんと学会に提出された内容であれば、だが、週刊誌が独自に手に入れた内容というのが、どれほどの信ぴょう性があるのか。

 

情報というのは、どう取り入れるかはその人に委ねられているが、

それが正しいかどうか、というのが問題である。

 

そもそも。

この卒論が悪いとかいい、とかではなく(学生が書いたものですからね)

ネットニュースのように、これが実際に利用できる内容か、どうかというのが問題ですよね。

 

そしてこの週刊誌ネタの記事を読むと、普通に大学の卒論を書いた人は、

突っ込みどころ満載だろう。

(あくまでこの記事を読む限り、ですからね。本物は読んでませんから)

 

1. 研究に対しての事例が少ない

2. 個人的な感情が入っている

3. 特定の団体、人、選手などに対しての批判、不満が入っている

4. その他

 

news.yahoo.co.jp

 

まず、羽生さん自身だけを事例にこの研究を進めたのだとしたら、

それはどうだろう、という事。

研究というのは、まず基礎研究から必要なのではないかでしょうか。

 

もしそうだとしたら、羽生さんのジャンプがすべてのお手本で、

これがISUの基本となっているのか、ということ。

それはちょっと違うのではないかな、と思います。

 

あとジャンプの研究をするなら、もっと色んな選手のジャンプの事例を

集めないといけません。

小塚君も研究の際、試合に行ったときに他の選手のデータを取っていたそうです。

稚拙かどうか、という判断も色んなデータを取らないとわからないではないでしょうか。

 

データを集めたら、どれが本当に完璧に理想的なジャンプなのか

複数設定しないといけないですね。人が飛ぶジャンプなんですから。

そしてそれをAIに記憶・学習させる。

 

私もそうですが、みなさんAIって万能だと思っていますか?

あれは、パターン学習させるんですよね。

AIというものが独り歩きして、万能なもの、という認識になってませんか?

(私も忘れかけてました)

 

AIについて、わかりやすく書かれているブログがあったので、こちらにご紹介させて

頂きます。

私より数段わかりやすいです。

ameblo.jp

 

将棋でもAIを使っている事で、色々記事になっていますが、時としてはまだまだ

データ不足で人間が超えることもある。(藤井聡太二冠とか)

 

どんなデータを入れるかによって、それを基準として是か非か判断するので、

まずその基準データをしっかり策定しないといけないと思います。

そしてそのジャンプ自体が、誰のものを正しいとするのか。

それとも、コンピューター上で作ってしまうのか。

 

そしてGOEはどうする。

出来栄えの良しあし、どの程度まで良い。

15度まではいいけど15.1度だとダメ。

そんな風にAIに学習させて、判断させるのでしょうか。

 

 そうでないとAIで判断しても、それこそ「稚拙」なジャッジになってしまう。

 

まぁ、学生の論文としてなら、問題提起という部分で素晴らしいものかもしれないが、

今回の騒動は、きっとそこじゃない。

 

切り貼りしてバラまかれたこの論文について、正しい賛否両論の意見が出せないこと。

そして羽生さん本人の意図がそこにあるのかどうか。

 

マスコミを煽動して、ルール改正をもくろんでいるのか。

AIを導入して正しいジャッジができるように、働きかけていくのが目標ならいいのですが、自分が正しいと思っているのであれば、それは違いますよね。

でもデータが自分だけ、というならそうも取れますが、そこまで考えてない可能性もある。

 

そしてジャンプが済んだら、今度はスピンとかステップもジャッジ任せにしてしまう?

この間の全日本で羽生さんのスピンのノーカンでも荒れていましたよね。

きっとそこも手を入れろということになるのかな。

 

私もAIは賛成です。

真央ちゃんのジャンプでも「あれが回転不足?」というものも見られた。

正しく見て欲しい、もしくは平等であってほしいと願っていた。

 

正直、採点競技なんて真っ黒クロスケだ。(と思っている)

でもそれはわかっていた上で、あきらかに正しいジャッジに向かって行く

真央ちゃんの男気に惚れているのだけど。

 

羽生さんも一家言あるから、卒論にしたんだろうけれども、

その原動力に怒りはあったろうが、論文の中にはあったのか。

週刊誌の掲載の仕方だと、ストレートに怒っているイメージになってしまうのですが、

そもそもそのルールをうまく使っていたのは、他でもないオーサーだと思う。

 

でもそれが悪いか、と言えば、悪くないですよ。

ルールなんだから。

でも今はオーサー門下なので、諸刃の刃になりませんかね。

そしてそんな事を羽生さんが解らない人とも思えませんが。

 

 

どちらにせよ、学会にも出していない一人の学生の論文をこれだけ教授が絶賛するなら、教授は卒論に取り掛かる時、データ収集の重要性は最初からレクチャーしてあげたらどうだろう?

一人のデータでは、あまりに脆弱な研究になってしまう。

 

国文のゼミだってもう少し事例を出すよ。

源氏の購読だって、写本は少なくとも10本は訳して、研究する。

教授が教えてあげないといけないのではないか、という私の素朴な疑問と意見。

 

今回の騒動も、その教授がペラペラと週刊誌に話したから問題になったのでは?

(本当に話したかどうか知りませんが)

 

マスコミの記事に一喜一憂しても何ですが、世の中の大多数の方が、

テレビや週刊誌、ネットニュースが真実だと思っている。

 

 

すべて、半分以上、疑ってかからないといけない。

 

 

【今日の独り言】

 

技術面でそんなに紛糾するなら、まずコンパルソリを復活させろ、と

思うのですが。

 

 

問題提起を1から4と出しましたが、きっちり1から4まで答えてません。

混ぜて文章にしました。(あかん例です)

 

 

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