とかくに人の世は住みにくい

(一応)ネイサン・チェンファンのブログです。その他趣味、日常、時事問題 何ということはない事を呟きます・・・

「好き」も「夢中」も行き過ぎれば・・・

ここのところ、フィギュア記事から遠ざかっていたが、昨日の朝の

Twitterには、少し眼が止まった。

 

           



FAOIの観戦マナーについてのtweetだった。

 

私もこの件に関しては、このブログでも散々、つぶやいていた。

 

そうしているうちに、何かうずうずしてきた。

最初はスルーしようと思っていたが、どうにも火中の栗を拾いたくて

仕方ない衝動にかられた。

炎上覚悟で行ってみよう!!

(最近、こんなばっかだな)

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さて、観戦マナーについてだが。

過去にミュージカルを観に行き、都度、

「自分が小さいということは、かくも不利なものなのか」と瞠目したこともある。

 

だって、女性は小さいほうが可愛い(死語)と言われた時代の人間。

中身はちっとも可愛くないので、現在に至る訳であるが、

自分で稼いだお金で、自分の好きな物を観に行く、という幸せには浴することができている。

 

そして今回のFAOI。

どなたのファンだったかは存じ上げないが、激戦のチケットだったのは間違いない。

だって、大人気の羽生選手が出ているのだから。

 

みんな興奮していた。

選手も観客も。

その中でルールを逸脱してしまう事は多々あろうかと思うのだが、

自分はいつも、ちょっと醒めていて、どんなに好きな選手がそばに来ても

理性が失われた事はあまりない。

バナーを出す時も、遠慮がちだ。

最前列の時は、無意識なのだが、膝を曲げている自分に気が付く。

これは、FAOIに限らず、すべてのアイスショーと試合に共通する。

 

 

        


決して自分のマナーを誉めているのではなく、自分の気の小ささから発生する

無意識の姿勢である。

 

それは以下の心理が働いているからと考える。

 

1. スタオベに慣れていない(まじか)

2. 後ろに気を使っている

3. スタオベ&バナーを持っているくせに、目立ちたくない

  (でも見て欲しいの葛藤)

の3つが大きな理由だ。

 

これは楽しめない。

最前列という幸運に巡り合っても、夢中な人に比べて、十二分に生かし切れていない。

もったいないとはいつも思う。

 

現に、FAOIではプレミア最前列でも、出遅れまくりで、

最後のフィナーレでは、周りの人に阻まれ、まともに、リンクサイドが

見れなかった。

          

 

こんな感じである。

でも悔いてはいない。だって、周りの人の方がもっと「見たい」という気持ちで

いっぱいに見えたから。

でも、ネイサンがいたら別だけど(笑)

 

話を戻すのだが、

件のtweetは、夕方には謝罪文となって出回り、なんのこっちゃ、と思っていた。

 

どうやら特定の選手のファンの人が、後ろの人が見えないくらいうちわを

揚げていたらしい。

その方は、最後、うちわだけしか見えなかった、激戦チケットをゲットしたのに

これか・・・ととても悲しい思いをしたそうだ。

それも特定の選手を貶めたわけではなく、特定の選手の応援うちわを持っていた、という事が盛り込まれていた。

これについて、どうか、という事がきっと問題になったのだと思う。

 

彼女は、(たぶんだけど)この後、その方たちが、次の公演にもし行くなら

迷惑だからやめてくれ、という事が言いたかったのと、

とてもとてもとてもとても悔しい思いをしたのだと思う。

 

羽生さんとハビなら、FAOIだけだし。

パパシゼもここだけだし。

なかなか見られない千載一隅のチャンスが、うちわに阻まれたのだ。

近くなら、私はきっと注意すると思う。

だけど、気持ちの良いものではないし、注意を結構している私でも

いまだに躊躇する。

 

慣れていない人は、それこそモヤモヤだけして終わってしまったのだと思う。

 

tweetの中身がそれほど、人を貶める内容だったか、思い返すと

そんな感じではなかった。

配慮に配慮を重ねていたと思う。

ただ、特定の選手の名前を出したのは、「気づいて欲しい」という気持ちが

そうさせたもので、それを叩く材料にするのはどうかと思う。

 

だって、マナー違反したのは、うちわの人だよ???

その人は高いお金を払って、ライブに行ったのに、フィナーレはうちわの

裏側しか見れなかったなんて、そんなの悲しすぎる。

 

余談だが、うちの姪っ子なら、どんなに遠くても飛んでいき、

「お前邪魔なんだよ、うちわ下ろせ!」と怒鳴りに行く。

 

でも、こんなことできるのは、メンタルの強い人である。

たいてい泣き寝入りだ。

 

それをTwitterで吐露しただけで、まるで犯罪を犯した人のように

謝罪文を入れる羽目になるなんて、気の毒としか言いようがない。

 

人によって、文章というのは受ける印象とか意味が違ってくるが、

全体を読んで感じ取るというのも必要ではないか。

 

ここのところ、読解力がないのか、読みたいようにしか取らない頑固な

人が増えたのか、ストレートな言動が増えている気がする。

 

私も、人の事を言えるほどの文章力は持ち合わせていないが、想像力はある方だと

思う。

 

その他関係があるかないか、わからないが、「優しく注意すればいいんだよね」

とか言っている人がいたが、その時だけだったら、注意のしようがないし、

演技と演技の間を縫って、タイミングよく注意するなら、その前の演者の

演技は捨てて、注意するシュミレーションとタイミングを見なくてはならない。

私がそうだったから。

 

注意する側が、そんな気持ちになるのって、ないよね???

 

なのに、その人は、SNSの世界でも叩かれて辛い思いをし、

謝罪までアップしている。

 

きっとこの人は、もうTwitterでつぶやく事が怖くなったと思うし、

観戦にも行かないかもしれない。

 

コンプライアンスだの、人の尊厳に関わる事だったり、誹謗中傷はいけないが、

事実を述べただけで、これだけ叩かれるというのは、そら恐ろしくもある。

 

では、私も言おうか。

国別でバナーをめっちゃ揚げていた人は、ネイサンファンだった。

SOI最前列で注意した人もネイサンファンだ。

私は最近Twitterは見るだけになってきてるので、呟いていないが、

呟いていたら、炎上していただろうか。

(っていうか、私は本人に言っている)

 

たぶんしないと思うが、わからない。

 

ただ一つ言えるのは、

「文句言うなら、顔見て言え」という事だろうか。

自分の顔を隠して、叩くのは卑怯ではなかろうか。

 

バナー注意の人は、その時言えずに持ち込んだけど、本人に言いたい気持ちと

再発防止の気持ちがあるのだろうから、本人に言え、とは言わないけど。

 

人を謝罪に追い込む発言をするなら、顔が見えないところで言うのは

どうなんだろうか。

 

 

そこで為末さんの金言。

 

【今日の独り言】

しかし、たぶんタイミングからすると、マナー違反が目立つのは、

自分と同じ推しのファンだろう。

だって、見るタイミングがそろうのだから。

 

 

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